数日振りの布団でゆっくり眠り、心地よい目覚めであるが、天気は以前として芳しくない。
朝食と朝風呂の後、8時ごろ宿を出る。
今日のメインは釧路湿原である。予定ではそれほどきついスケジュールではないので阿寒湖周りで釧路に行く。
山の中の道を行くと晴れ間も垣間見えたがそれも一瞬ですぐに雨になる。阿寒湖に着いた時には本降りとなっており、結局阿寒湖の湖面を見ないまま通りすぎてしまった。
そんなわけで天気が悪く時間も余ったので釧路市立博物館に寄ってみた。あまり期待していなかった分結構楽しめたような気もする。行く途中で見つけた竹老園なる有名らしい蕎麦屋で昼食。
雨はあがりつつあるが晴れ間は見えない。そんな中釧路湿原に到着。
釧路湿原に来たはいいが、あたり一面霧である。細岡展望台のビジターズラウンジに戻り、写真などを眺めて天気の良い日の眺望などを確認する。ついでにコーヒーなど頂く。
釧路湿原を走るノロッコ号に乗るべく釧路湿原駅に行く。細岡展望台の駐車場から歩いて行く。(車で駅前に乗り入れたら、駅員に駐車場にとめてくださいと言われた)
釧路湿原駅〜塘路駅の往復乗車券を買い求め、15:20の列車を待つ。
駅員は次の釧路行きの列車(15:20の列車の折り返し列車である)で釧路に帰るそうで、戻って来るときには駅舎は閉められているそうな。というわけで、駅に設置してあったスタンプなどを押しておいた。
ノロッコ号が到着。本当にのろのろと進む。湿原を堪能するにはなかなかよい。しかしこの日は視界が悪いので遠くまでは見渡せないのであった。
意外とすぐに塘路駅に到着する。でもここですることも特にないので列車が出発するまで記念撮影などして時間をつぶす。
帰りは今まで後ろだったほうが先頭になる。こちらは前方の様子が見えるようだ。しかし指定席車両である。どうしようか迷ったがせっかくだからということで指定席券を購入することにした。
ノロッコ号前面の窓からの眺め
釧路川のすぐそばをかすめてやがて釧路湿原駅に到着。先ほどの駅員がホームで列車を待っていた。駅員は私達と入れ違いで列車に乗り込み、やがて列車は釧路へ向けて出発していった。
釧路湿原をあとにし、今夜の宿へと向かう。今夜の宿は旅の宿六花(ペンション)である。ペンションというものは利用したことがなかったのでどんなものかと思ったが、綺麗で料理もおいしくてなかなか良かった。
風呂は一応ついているが、近くの温泉施設を無料で利用できる券があるので温泉に行くことにした。茅沼温泉という温泉である。
(ナトリウム塩化物泉)
風呂を浴びた後は宿の主人とちょっと話をした。主人は趣味で写真を撮っているようで、それらも見せていただいた。冬、湖に張る氷の中にある気泡や亀裂などが見せる表情を撮ることに凝っているそうで、釧路湿原は冬もとても良いから今度は是非冬に来なさい、と熱心に勧められた。
宿にはテレビ等もなく消灯時間22時ということもあり夜はとても静かである。落ち着いた夜を過ごすことができる。
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