地質図の利用
岐阜県西濃地域酷険道地帯の地質図
(上の図は地質図+50mDEMのMAT地図)
R418は武儀川断層沿い、R157は根尾谷断層沿い、r270〜R417は揖斐川断層沿いにあります。
地盤が弱い→路肩崩壊等がおきやすい→災害・工事通行止が多いわけですね。
当該地域の50mDEMを表示し、
メニューの表示→表示の設定→地形表現→陰影の強度
で陰影強度を強くしてみます。
断層沿いに溝(谷地形)が連続しているように見えます。いわゆるリニアメントという奴です。
さらにR303のあたりに着目してみると...
R303の北方と南方で谷の入り方に違いがあります。北方の谷は深く長い。南方は浅く短い。
北方は美濃帯堆積岩類(付加体)、南方は貝月山花崗岩です。岩種の違い(成因・履歴・固さの違いなど)により地形の発達の仕方が違うと考えられます。
地形の違いは多分、道路の成立にも関わってくると思われます。
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